すっかりご無沙汰してしまいました。
ご無沙汰過ぎて、前回いったい自分が何を書いたのか、全く思い出せず…
自分で、自分のコラムを読むと言う作業から始めることとなってしまいました。
「忙しい」なんて言葉を口にしてはいけないぐらい、世の中には忙しい方がたくさんいて。
自分は、巷で一番暇な人間ではないかと思っているぐらいの私が、こんなにもセワセワしているのには訳がございまして…
こちらを読んでくださっている方には、ご報告が遅れ申し訳ありません。
この度、ご縁がありまして岡山にある「城下公会堂」の姉妹店を西条でさせていただく事になりました。
人・音・物が集まれる場所、それらに出逢うことができる場所、今まで遠くにあったものを身近に感じて貰える場所になればと、想い願いながら勤めていきます。
そして、1つでも多くの笑い声がお店で生まれれば幸せです。
自分に出来る事は確実に、苦手な事は懸命に、自分にしかできないことは誠実にやって行きます。
ですが、自分一人の力ではそのような場所を作ることは到底できません。
1人でも多くの方が心地よい時間を過ごせる場所となるように、皆様のお力をお借りさせて頂き、西条に出来るこの場所を一緒に育てて頂けたらと思っています。
どうぞ、宜しくお願いします。
その杮落しとして、2月25日にやってきてくれたのは「キセル」のお二人。
ほんまに好きでたまらない二人に、杮をお落して頂けて幸せ以外のなにものでもありませんでした。
「杮を落す」と言う事はこういうことなんだなぁと思うような音や空気の変化に驚いたり、この場に立ち会えたことを幸せに感じました。
マイナス思考のようで、実は「ヤなことはすぐに忘れてしまう」都合の良い脳?能力の持ち主のワタシは…
準備から係わってくださった沢山の人、ずっと前から支えてくれている人、いつも一緒に音を楽しんでくれている顔なじみのお客さん、そして新しいお顔のお客さん、そして1段高い場所には、大好きなお兄ちゃんと友晴さんがいてくれて。
これから来る困難も、この日の沢山の方の笑顔やウットリした顔を思い出したら、乗り越えれる気がしています。
新しいアルバムができる少し前に「蒜山雪まつり」で聴いた「春」
忘れられない位に、自分に沁み渡った曲。
今回、新しい門出を祝って最後に選んでくれた曲だった。
自分には何の能力も秀でたものも無く、周りの人に助けられ支えられ、ありがたいことに今があります。
それでも、人には負けないと思うことが「1つ」だけあります。
これから、この西条公会堂でどんな音が響くのだろうか。
どんな人たちに逢えるのだろうか。
どんなことができるのだろうか。
ワクワクする事や、これから起きる素敵な事を想像すること。
楽しいことに対して貪欲な心です。
その想いで生まれたものを、ただ、ただ、1つ1つ大切に。
そして丁寧にやっていけたらと思っています。
お時間がありましたら、西条にお越しの際は遊びに来てくださいね。
お待ちしています!
かんちゃん!これからは真面目に書きます!すいませーん!(笑)

西条公会堂
〒739-0016
東広島市 西条岡町10番24号 第10内海ビル2F

夢を見過ぎた春の朝

ちょっとだけよと 笑いかけた

春『キセル/近未来』
(2002年: ビクターエンタテインメント)