スマホとぞうきん2


sumaho&zoukinmini

iPodは音楽再生装置として愛用していたが、iPhoneには興味が無かった。ガラケーが好きだった。ジーンズやスニーカーのようにSIMカードを抜いてBOOK・OFFで安く売られているより旧式なガラケーに乗り換えていくことがヴィンテージの美学の実践だとまで考えた。

しかし結局スマホに機種変更してしまった。理由は音楽だ。妻が好きな音楽家のファンクラブがガラケー非対応になったため、スマホにしないとライブのチケットが取れないのだそうだ。スマホは単なる通話器や音楽再生装置ではなく環境そのものだと実感した。

スマホに機種変した今はSoundcloudでプロコル・ハルムの「青い影」のエレクトーンカバー曲(セキトウシゲオ)を再生しながら、Real Drumというアプリを立ち上げ、曲に合わせて指でドラムを叩いて遊んでいる。ドラムが重くないイージーリスニング系の曲には後乗せのドラム音が栄える。「青い影」は誰かがLP盤から音を採取しアップしたものなでプチプチとアナログらしいノイズが残っておりヴィンテージ感がある。一方のドラム音はアプリゆえノイズが無く完璧にクリア。

スマホにしてからこのアプリでばかり遊んでいる。穏やかな音楽にツーバスを踏んだりしている。