スマホとぞうきん28


sumaho&zoukinmini

先日レーベル「DJまほうつかいレコード」から4枚目となるタワレコ限定流通CDR『Catacombe』をリリースした。リリースと前後してコミティアや映画上映会などのイベントが開催されるため、ツアーと称して都内と広島とで合計6箇所のイベントを行った。

音楽ニュースサイト「ナタリー」にて告知された日程は以下。

2017年2月11日(土):Shifter Uprising(渋谷VANDALISM)
2017年2月11日(土):月刊 地下しか泳げない通信 vol.016(両国RRR)
2017年2月12日(日):コミティア119(DJMRブース「ゆ45a」)
2017年2月12日(日):TERRAIN VAGUE vol.57「魔法のサウダージ vol.2 鼓とボサノバ」(神保町 温室)
2017年2月16日(木):インストア&特典会(タワーレコードTOWERmini汐留店)
2017年2月26日(日):インストア&特典会(タワーレコード広島店

「ひめとまほう」は歌い手と音楽家によるユニットだが、二人が重なる日程は一日もなかった。それどころか、同日に別々の場所でイベントをしていたりする。歌い手の姫乃たまは地下アイドルなので自身の定例イベントを中心に、DJまほうつかいは本業がマンガ家なので、コミティアを中心に物販の場所を作っている。お互い多忙なので、今回のリリースタイミングでは、タワーレコード店内のインストアライブすらバラバラに受け持つことになった。

例えるなら、CHAGE and ASKAが、PIZZICATO FIVEの小西康陽と野宮真貴が別れてツアーをしているようなもの。ライブツアーとしての体(てい)をなしておらず、厳密には「物販ツアー」と呼ぶべき内容。でも、インストアライブのおかげで、『Catacombe』はSuchmos『THE KIDS』を抜いてタワレコmini汐留店でデイリー1位となったし、コミティアでも売り切れた。

商売として考えた場合、正解なのはメンバーをもう10人くらい増員し、10人それぞれの現場で物販ツアーを行うことだろう。48人のグループを作り、その支部を各地に作るのと同じ理屈。でも、なんだかあまり気が進まない・・・。

ところで、CDR『Catacombe』はタワレコ限定流通盤だが、手塗り彩色仕様となっている。理想の色あいが印刷では出なかったため、ジャケットの緑色を一枚一枚アクリル絵の具で手塗りした。結果、全てがオリジナル。そういうところには真心を込めたいし、こだわってしまう。