兎に角、スポーツに感動した2016。


リオ五輪からカープ、25年ぶりのリーグ優勝とスポーツに興奮の2016年でした。
「優勝セール」では本当に多くのお客様にお越しいただき、そして全国から「おめでとうございます!」というメッセージ付きのご注文を沢山頂き本当にありがとうございました。

カープ応援歴はちょうど20年。応援してる方も胃に汗をかいてしまう、暗黒の達川時代のイメージが僕にとってのカープ像でした。
優勝はもちろん、こんなに強いカープは僕にとっては初だったんです。

こんなに広島中が歓喜に溢れた日はあったでしょうか?
優勝パレードの盛り上がり、、前日の夜には街中にユニフォーム姿で場所取りしてる人も大勢。
フラワーフェスティバルはまやかしでした(笑)
広島をここまでアツくさせてくれた、カープ、本当にありがとうございます!!
あと、仕事をしながら毎日カープ中継を聞いていた事をこの場を借りてお詫び申し上げます。

スポーツに関してあと1つ。個人的にはカープ以上に嬉しいリオ五輪男子リレーの銀メダル。
1走は広島出身の山縣君。高校生の頃から彼の走りを見てきました。オリンピックの大舞台で堂々とメダルに輝いた姿を見ると本当に嬉しく思います。

話が長くなりますが、思い返すと日本陸上競技史における大きなストーリー*1として、これまた広島出身の為末大さんという本当に大きな存在がありました。「2001エドモントン世界陸上 400mH」。オリンピック・世界選手権通して初のトラック種目メダルに輝きました。このレースで日本人もトラック/スプリント競技で世界で戦えるんだ!! という事を日本中の陸上ファンが実感したエポック。この時も本当に快挙でした。

その2年後、末續慎吾さんの世界選手権200m銅メダル。
高野進さんと涙で抱き合う。。。実況、「これは正夢です」

2年後のヘルシンキ世界大会でまたしても為末さんが銅メダルを獲得。
陸上界にとって夢を与える快挙。

さらに3年後、バトンパスを極めて世界に挑もうという素晴らしいチーム力で挑んだ北京五輪。
90年代後半から長らく短距離界を率いたレジェンド、朝原さん率いるチーム。
朝原さん37歳。競技人生をかけた最後のレースでした。

予選レースでアメリカ等、強豪国がバトンミスで決勝進出ならず。
良い記録が出れば、もしかしたら奇跡的にメダルが取れるかもしれない!!
という期待がありましたが、この競技で日本人がメダルに輝くなんて、夢のまた夢のような話でした。

結果は銅メダル。

“たなぼた”とも言われました。
しかし、これは間違いなくバトンパスのチーム力、技術を極限まで磨いた結果でした。
電光掲示板に「3 JAPAN」と出た瞬間、朝原さんが感極まってバトンを宙に投げ抱き合い、
スタンドから見ていた為末大さんは大号泣。その為末さんの姿を見て、僕ももらい泣きの大号泣。
ついに、オリンピックの舞台で成し遂げた歴史的光景でした。

この試合の前晩、張り詰めた空気のリレーチームの空気を替えた1人の男が居ました。そう。為末大さん。
彼は「朝原さんもいよいよメダル獲得ですね。皆歴史を作っちゃうのかなぁ~明日」と、からかいながら言ったと言われてます。
チームは一気にリラックスしたムードになったそうです。

ここから怪我などで世界の舞台では少し順位を落とします。

そして今回は満を持しての最強チーム。もうね、今までと違う次元です。
予選の段階で「もういい!! 最高のタイムや!!」こんな事を僕はFacebookで言ってました。

そしたらメンバー「決勝ではまだまだ出します」っと。
おいおい…….。


からのこれでした。
ケンブリッジがボルトとほぼ並んでバトンパスした瞬間、
為末さんが成し遂げた2001年の快挙から、これまでの15年間が走馬灯のように押し寄せました。
人生で初めて走馬灯を感じました。
これ書いてて未だに号泣です。ほんと、この努力に。。。

男女共にこの15年間世界で戦える実力を持ちながら報われなかった競歩でも
ようやく荒井広宙さんがメダルを獲得しました。
感無量です。

卓球、シンクロも感動したなぁ。
2020年東京。また、スポーツの感動を待ってます。

ありがとうカープ。
ありがとうRio。