ピアノで作曲をする時は、まず譜面立てにスマホを置き、録音アプリを起動する。レコーディング開始ボタンを押して曲を演奏し、演奏が終わるとレコーディング終了ボタンを押し完了。気に入ったものをSoundcloudにアップし、気が向いたときに聴き直して馴染むまで弾いてみる。その繰り返し。
以前はまめに譜面に書き起こしたりもしていたけれど、最近はあまりそれをしない。指のタッチで覚えてしまえるので、いつの間にか儀式めいた譜面起こしはやめてしまった。
以前はiPodのSoundcloudアプリで直接録音し、そのままアップしていた。だから、録音開始と終了時にはガサゴソとスマホを弄るノイズ音が必ず入っていた。
今はMP3録音したデータを転送し、音源のエディットが出来るオンラインソフト「Online MP3 Cutter」で切り貼りしている。だから曲の頭と終わりのスマホ操作のノイズはなくなった。すっきりして良いような、デモの雑味が消えたような不思議な気持ち。
先日新しいデモ曲を録音した。スマホで一発録音して「MP3 Cutter」で前後のノイズをカットし、Soundcloudにアップ。これでノイズはなくなったはずだと、パソコンで改めてアップロードした音源を聴いてみると、となぜか曲の中間部分にブーブーッというやけに距離の近い振動音が入っている。再生中に持っているスマホに着信かメールでもあったかなと確認すると、何の反応もない。よくよく調べたら、ピアノの録音中に気づかずメールが届き、その振動音まで録音されていたらしい。さすがにこのノイズは取れない。
(その着信振動が発生する録音がこれです)