すべてがちょっとずつ優しい世界4


「すべてがちょっとずつ優しい世界」という公演タイトルは西島のマンガ作品『すべてがちょっとずつ優しい世界』に由来します。2011年から雑誌「モーニング・ツー」に連載され2012年に単行本として刊行。広島で描いた初めての作品です。

作品の舞台は「くらやみ村」という夜が明けない世界。登場人物は「ぼうや」「かぼちゃ」「おばけ」「音楽家」など。それまでの僕の作品からは大きく作風が変化し、静的で寓話的。第三回広島本屋大賞受賞、第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査員推薦作になりました。

完結後も、音楽や絵画、展示という形で、不思議と継続している作品が「すべちょ」です。ヴァンジ彫刻庭園美術館「生きとし生けるもの」への参加など、現代美術の枠での活動へのきっかけとなりました。もちろん今回の青葉市子さん、detune.さんとの公演も同様です。僕を不思議な場所に連れて行ってくれる特別な作品です。

12/6(木)広島クラブクアトロ「すべてがちょっとずつ優しい世界」

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