SANABAGUN. COLUMN #5 隅垣元佐


僕は何とも言えない
さみしさを感じる音楽を
親しみを込め
「ミッドナイトロンリネス」
とよんでいる。

ここではないどこかへ…
そんな衝動が起こった時
まっさきに聴く曲がある

このアルバムの1曲目
【Tom Traubert’s Blues 】
でも
曲中でてくる
ワルチングマチルダ
これはなんなんだろう?
気になって調べてみると
wiki にこうあった
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
オーストラリアの歌で
貧しい放浪者が羊泥棒を働いて
追いつめられて沼に飛び込んで自殺するというストーリー
ワルチングは「当てもなくさまよい歩く」という意味である
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
うひょー!!!
これぞミッドナイトロンリネス!

そんなこんなで
ワルチングしたくなった僕は
この本を読みはじめた

バイクでヴェトナムを北上しよう!!
(水曜どうでしょう と混じってる気が…)
頭の中の計画は今回も完璧だった
ホーチミンin〜ハノイout


いけるところまでいってみよう!

 

しかし、however
現実はそう甘くはなかった
地図を持たずに出発した結果
北上どころかさらに南下していたのだ

ホーチミンから南下って、、、
海じゃんか

ヴェトナムの江ノ島じゃんか


ん〜 ミッドナイトロンリネス!!

 

そしてヤケを起こした僕は
乗り継ぎの数時間を利用して
マニラにあるカジノに立ち寄った

タクシーに乗るなり 駆け寄ってくる
物乞いの子達をみると
ブランカを思いだす

うわぁ〜ブランカぁぁぁぁ
ミッドナイトロンリネス!!!

こうして綺麗さっぱり
スッカラカン太郎

僕のワルチングは終わりを告げた。

これでいいんだ
これで。

続く…