初めまして!
新しくコラムを書かせていただくことになりました岡村友梨子です。
広島出身で、現在はドイツ・ベルリンに住んでいます。
仕事は映画関係なのですが、イギリス・ロンドンに住んでいた頃にレコードの虜になり
それ以来いろいろなレコードを聞くようになりました。
ベルリンを中心に、ヨーロッパから映画や音楽に関連する情報を発信していきたいと思います!
音楽に関しては専門知識は皆無で、私の個人的発見や感動をお伝えする形になるかと思いますが
それをご了承の上でお付き合いいただければ幸いです…!
ベルリンのことについてもいろいろと書きたいと思っているのですが、
先日イギリス・ロンドンに行く機会があったので今回はまずその時のことを書きます!
ロンドンは大学院留学で2年近く住んでいたのですが、
今回は今までに行ったことがないところに行ってみたい!と思い
近年ホットな南ロンドンのレコード屋さんに足を運んでみました。
一言に南ロンドンといってもいろいろなエリアがあってかなり広いのですが、
今回は大学院留学時代の友人オススメのペッカムというエリアに行きました。
南ロンドンはこれまでは治安が悪かったり、そもそも住宅地な感じだったりと、
あまり遊びに行くような場所ではなかったそうなのですが、
地価が安いことなどから、いろいろなお店ができたりして若者が遊びに行くような場所になりました。
私が住んでいた2013年から2015年の時点で既にそんな感じだったのですが、
北東ロンドンに住んでいたのでなかなか南ロンドンに遊びに行くチャンスがありませんでした。
(当時は私の自宅から南ロンドンに遊びに行こうと思うと片道1時間半でした…
今は北東ロンドンと南ロンドンを結ぶ便利な電車があるので20分ぐらいで行けます!)
駅前商店街の出店スペースを活用!YAM Records & Balamii Radio
そんな南ロンドンのペッカムに着いてまず足を運んだのは、
駅前にある細長い出店スペースだった場所を利用したYAM RecordsとBalamii Radio。
Holdrons Arcadeという名前の場所で、神戸の阪急三宮の駅の中にあるような狭い商店街なのですが
現在はレコード屋さん・ラジオ局やアートギャラリーなどがお店を構えていて
オシャレな穴場スポットという感じでした。
YAM Recordsは2012年ごろにオープンした比較的新しいレコード屋さんで
ニューリリースと中古の両方を取り扱うレコード屋さんです。
レコードは世界中から集められていますが
特に地元ペッカムを中心にした南ロンドンのアーティストのレコードにフォーカスしているそうです。
写真はいろいろとお話を聞かせてくれたお店の方です。
ただのフレンドリーなお兄さんかと思いきや(ごめんなさい)、
最近Joe Armon-Jonesというキーボードを専門に演奏しているアーティストと一緒にEPを出した
Maxwell Owinというアーティストさんでした。
こちらが2人のリリースしたIdiomというEP。
レコードは残念ながらすでにソールドアウトということなのですが…
SoundCloudやSpotifyなどで聴けます!
Idiomはキーボードの音色がすごく美しいジャズ+エレクトロな感じの曲が詰まったEPです。
個人的にどストライクなEPなので、何とかしてレコードを入手したいところ…!
YAM Recordsの隣には、Balamii Radioというインターネットラジオ局がありました。
多岐にわたるジャンルのアーティストをペッカムのこのスタジオに招いてプログラムを構成していて
ホームページまたはアプリから生で聴けるそうです。
私が行った時も生放送をしていて、すごく盛り上がっていました。
ラジオは世界中どこからでも聴けるので、ぜひ聴いてみてください!
過去プログラムも14日分はホームページ&アプリにアーカイヴされているそうです!
それより古いものもBalamii RadioのSoundCloudまたはMixcloudから聴けるようです。
昼も夜も楽しめる!Rye Wax
続いて足を運んだのは、YAM RecordsとBalamii Radioの次の通りにあるRye Wax。
狭い裏路地のようなところを通り抜けた地下にあるお店で、
レコードショップ+カフェ&バー+クラブです。
平日のお昼にカフェランチも楽しめるし、週末の夜はクラブになるのでダンスも楽しめるそう。
私が行った日はちょうど3周年記念でイベントがあったのですが既にソールドアウトでした…
土曜日の午後でしたが、DJさんがステキな音楽をプレイしてくれていました。
Dubplate PearlというDJさんで、上記のBalamii Radioにも何度か出演されたそうです。
私たちがRye Waxにいた時に流してくれてた曲でステキだったのが
Marie PierreのWalk Awayという曲です!
レゲエを中心にしているDJさんだそうで、この曲も心地よくスローな感じのレゲエの曲でした。
さらに私たちが行った時にRye Waxで働いていたお兄さんもアーティストさんで、
一緒にRye Waxで働いている人とFYI Chrisという名前で曲をリリースしているようです。
早速聴いてみたのですが、Rhythm Section Internationalという、
ペッカムを拠点にしているレーベルから出しているSnafubarというアルバムが気に入りました!
すごく分かりにくい表現ですが、悪魔や魔女が出てきそうな
白黒のサイレント映画にピッタリなダークなエレクトロ音楽のEPです。
(白黒のサイレント映画、大好きなんです。)
一方こちらのChurchというCamberwell(同じく南ロンドンのエリアです!)を拠点にしている
レーベルから出ているHome Aloneは、ジャズ要素も入っていてSnafubarと比べて
全体的に明るい印象のEPでした!
今回は時間がなかったですが、次に訪れる時には夜のイベントにも行ってみたいです!
1年半ぶりに会う友人とのキャッチアップ+レコード屋さん巡りを
合わせて3時間でしなければならなかったので、
あまりゆっくりはできませんでしたが初めてのペッカム、充実でした!
次回ロンドンを訪れる時はまたペッカムにゆっくりと来たいと思います!
ロンドンは本当に広くていろいろな顔を持っていて、
2年住んでいた私としても常に新しい発見があって刺激的です。
ロンドンを訪れることがあれば、ぜひペッカムに足を運んでみてください!
(レコード/音楽ファンの方は特に!)
今回ペッカムを案内してくれた友人と、
色々と話を聞かせてくれたレコードショップの方には感謝です!
ちなみに今回案内してくれた友人も学生時代からDJとして活動していて
Balamii Radioにも出演したことがあるそうです。
Balamii RadioのMixcloudのページより友人の番組が聞けます!
ジャズ・テクノ&エレクトロやハウスを流しておられます。
今は正社員としてバリバリ仕事をしながら、時間を見つけてDJとして活動したり
レコード屋さんに通いまくったりしているそうです。
社会人になった今も好きなことを続けて元気にしていると聞いて安心しました!
私ももっと頑張らないと!と思わせられるような3時間でした!
Thanks Aaron for showing me around and giving me ideas to write this article! 🙂
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