お待たせいたしました!!今年もやります、1年を振り返るベスト・ディスク企画!今年は選出者を一新し、新たな広島のミュージック・ラヴァー達にご紹介頂いております~。
今年も作品のフォーマット(CDやレコードであるとか配信であるとか)は特に限定してません!盤選者の方は50音順で紹介させて頂いてます。
(作品の表記は、アーティスト/タイトル/レーベルの順です。)
■ASAO
・tHE CLUB ROCKS
毎月第2土曜日 at bar edge
・しくじるなよ、ルーディ
偶数月第4金曜日 at slim chance studio
・JAMIE ISAAC / (04:30) IDLER / MARATHON ARTISTS
ロンドンの若きSSWの2ndアルバム。冒頭の「WINGS」はボッサのリズムに若干のネオアコ感がたまらなく好きで、何度も繰り返し聴きました。
・79.5 / I STAY.YOU STAY / BIG CROWN
ブルックリンのソウルバンドによる7”。とろけるほどに甘くメロウ。美メロ好きにはたまらないと思います。
・EKD / X ISLAND BLUES / FZMX
日本におけるメスティーソの大本命。ルンバや民謡といったトラディショナルな色が前面に出ていますが根底にあるのはパンクマインド。
・THE INTERRUPTERS / FIGHT THE GOOD FIGHT / HELLCAT RECORDS
パンクに対して食傷気味だった僕に喝を入れてくれた1枚。女性ボーカルなのに漂うチンピラ感がルーディ。
・DISCLOSURE / MOONLIGHT / PMR
言うまでもなくFOOLS RUSH INのカバーに尽きます。最高。
ひとこと 「来年もロックス、しくじる共々よろしくお願いします!あとそろそろMIX CDを作りたいと思っています。」
■恵谷和史
福岡の障がい者福祉事業所、工房まるスタッフ。衣食住音…たまに恋な毎日。今までにFMパーソナリティ、TICRO MARKET 福岡、STEREO RECORDS 広島 のレコ屋バイヤーにイベント&デザインなtrouville。ライブ企画やDJと音楽活動も。福祉し、音楽し、美味しいの食べ、素敵な洋服やインテリアに囲まれ何より大好きな人たちに囲まれた毎日。人との出会いが旅だから。
・HATER / SIESTA / Fire
・NOW, NOW / SAVED / LAB
・CLAIRO / DIARY 001 / Fader Label
・Frokedal / HOW WE MADE IT / Propeller Recordings
せっかくなんでアナログのあるものですよもちろん!
SNAIL MAILが一番!あとは順番はつけれないけど、個人的に好きだったなーというの。YouTubeとかでチェックしてみてください〜.。STELLA DONNELLYやMAGGIE ROGERS、DUA LIPAとかいろいろ好きなのあるけど、レコード棚あさりこれ好きだったなーという5枚す!要チェキ!
■OKITO
広島駅西は大須賀町、路地裏の呑める新譜レコード屋「盤処呑処FRESH」店主。毎月第四金曜日、音楽食堂ONDOのレギュラーパーティー「IZMICAL」にてレコードをスピン、酒を交わす夜のパパ。
・KM / 夜のパパ ft. 田我流 / JET SET
全てのパパDJ、パパビートメイカー、パパラッパーに聴いてもらいたい曲ナンバーワン。勿論そうでない方にも。
・colorful house band / Ecchu Owara Bushi / ELECTRIC ROOTS
富山に伝わる民謡を再構築。もったりしたベースにブルース感のあるラップが乗った瞬間、いっきに引きこまれます。
・Cardi B / I like it / Atlantic
ラテンネタヒップホップ、今年一番のアゲチューン。ベースたっぷりのキックが入ってくる瞬間、下半身がうずくこと間違いない無し。
・Ella Mai / Boo’d up / 10 summers records
今年のR&B大賞受賞はダントツでこの曲。クセになるフックにシンプルながら懐かしさと哀愁感あるトラック。何度も何度もユーチューブで聴いてました(ます。)
・福居良 / A Letter From Slowboat / Sapporo Jazz Create
何年たっても変わらず聴ける、そんなピアノトリオ名盤。ピリっとした空気感の中、心温まる快演が詰まった札幌から届いた手紙。愛に溢れるライナーノートも最高です。
ひとこと 「今年も沢山の音楽がレコードになり、針を落とす度にワクワクさせてくれました。それもこれもレコード会社、レコード店、レコードラバー等、レコードに関わる皆様のおかげです。」
■ZAKI
STEREO RECORDSの元スタッフ。92年生まれ、広島出身広島育ち。元々はドラマーとして活動していたが現在はDJ活動を行っている。インディーやハウスを軸としながらも多種多様な音楽要素を取り入れ各ジャンルのアーティストとの交流を持つ。広島のライブハウスから深夜クラブまで幅広く活動中。来年は主催のイベントを企画予定!
・KID FRESINO / ai qing / AWDR/LR2
インタビューで彼が言っている「ネガティブだけどバッドじゃない」という言葉に共感しかなくて、彼の死生観や楽曲に込めた思いに強く惹かれた。
・Sorry / 2 Down 2 Dance / Domino
Snail Mail、Hatchie、Lucy Dacus、Soccer Mommyなど女性SSWの素晴らしいアルバムが数えきれない程リリースされた今年。そんな中、女性リードシンガー率いるソーリーの7インチは特に素晴らしかった。スタイル、ジャケット、音楽全てがパーフェクト。アルバム・リリースが待ち遠しい。
・Confidence Man / Confident Music for Confident People / Heavenly
チョイ悪エッセンスが混じったりゅうちぇる風のお兄さんと一見無気力そうなセクシーなお姉さんによる謎のダンスがダサいけど格好良くて最高。Lindstrom & Prins Thomas、Andrew Weatherall、Greg Wilsonっていう豪華すぎるリミキサーによるエディットも存在しててそっちも最高。
・Joe Armon-Jones / Starting Today / Brownswood
Ezra Collectiveのキーボーディストでもあるジョー・アーモン・ジョーンズの作品。ジャズをベースにアフロ、レゲエ、ダブ、ダンスミュージックの色んな要素を詰め込んだ一筋縄ではいかない内容。サウス・ロンドンのシーンはストリートの要素が強くとても惹かれる。SE Dub Collectiveという名前の同じくサウス・ロンドンのダヴ・バンドも一緒に聞いてみて欲しい。
・Gateballers / 「The all」=「Poem」 / Tsukumogami
「Gateballersってどんなバンド?」って聞かれて、うまく答えられない。聞いたことあるような音だけど、あんまり聞いたことない音。ライブを見たいです。
ひとこと「毎日のその時々の気分で自分のベスト・ディスクって変わるから年間ベストディスクって選ぶのが難しいです。正直選べない…そんな中でも沢山聴いた聴いてほしい5枚を僭越ながら選んでみたので是非手にとって聴いてみて下されば嬉しいです。」
■SHIMOMURA
毎月第3日曜日@bar edge ”Table Call”主宰。
不定期に自身主催のイベントもしており、国内外問わず幾多のアーティストを広島に招き入れ客層や年齢層の幅を広く持ち続ける事を目標として日夜奮闘中…。
1. Moodymann / Pitch Blackcity Reunion / KDJ
2.Godfather Don / Status / Fresh Pressing
3.冨田ラボ feat naz / OCEAN / Victor
4.Sth.Notional / yawn yawn yawn / Archeo
5.79.5 / Predictions / Big Crown
今年はあまり現場でのプレイは正直してませんので自宅でゆっくり聴けるような物をセレクトしてみました。
まだまだ色々紹介したいものがあるのですが記憶的に今年の物かが定かではないのもあったのでわりと下半期に購入した物を中心にセレクトしてみました。
The InternetやTom Mischなどはあえて載せませんでした 笑
せっかくのレコード屋さんのセレクトなんだから定番はあえて外してます。
■Sprinqler(Musical Treasures/Dance All Night主宰)
![](https://blog.stereo-records.com/wp/wp-content/uploads/2018/12/44collage_photocat.jpg)
ひとこと 「いつもお世話になっております!個人的なことを言えば2018年は結婚、新婚旅行でジャマイカ、一軒家の購入と絵に描いたような人生の過渡期を迎えておりまして、
![](https://blog.stereo-records.com/wp/wp-content/uploads/2018/12/image1-1-180x180.jpeg)
![](https://blog.stereo-records.com/wp/wp-content/uploads/2018/12/6collage_photocat.jpg)
2, PRATT & MOODY / Words Words Words (feat. Cold Diamond & Mink) / TIMMION
3, NIGHTMARES ON WAX / Deep Shadows Remixes / WARP
5, DA-DEE-MIX / DIAMOND feat. BUDDHA BRAND & VIKN / Mr. Daddy-O
ひとこと 「2018年も色んなジャンルのパーティーやライブイベントや企画にDJで参加させて頂きました。
![](https://blog.stereo-records.com/wp/wp-content/uploads/2018/12/IMG_4552-180x180.jpg)
今年9月にオープンしたMUGEN5610内のライブハウス、広島CONQUESTで主にブッキングを担当している。
![](https://blog.stereo-records.com/wp/wp-content/uploads/2018/12/8collage_photocat.jpg)
世界中のハードコアパンクス達を虜にさせる名盤を世にだして来た、広島の老舗ハードコアレーベル、ブラッドサッカーレコードから、なんと!! アコースティックのオムニバスが 発売された!
パンクを聞き始めた中学生の頃、レコード屋さんでオムニバスを買い漁った。それは、知らないバンドを沢山聞けるから。その中で自分の好きなバンドを見つけて、そのバンドのアルバムを買っていた。そんな経験がある人は少なくないはず。
良質なオムニバスにパンクを教えてもらったと言っても過言ではない!
アコースティック不法集会はまさにそんなオムニバスです。何も知らない人にこそ聞いてほしいアルバムです!
今さらベストディスクに選ぶ必要もないバンドかもしれないけど、あえて選ばせてもらいます。
細かい説明は不要でしょう!
うん、これはね。聞くと元気がでる(笑)
まさに音楽の力を体感できるアルバムですなー!
アコースティック不法集会にも参加している、シンガー・ソングライター / ギタリストの山川のりをさんによる“ギターを弾く移動式ロックンロールパンダ”というソロ・プロジェクト。
もうこの説明だけでもすでに楽しいでしょ?
そんなギターパンダの『パンダ流サンセット』。
いいなー。やっぱりいいなー。好きだなー。と聞きながら呟いてしまうそんなアルバムです!
広島発ド直球ガールズロックバンド、ヘッジホッグの1stシングル銀色。
これはね、初めて聞いた時からぐっと心を掴まれちゃったな。
本当、是非みんなに聞いてもらいたいバンドです。
とても才能を感じるし、これからの彼女達の活躍に注目したいです。
まだ聞いてないけど、1st epもリリースしたとの事なので、それも早く聞いてみたいな!
大阪のFIVE NO RISKのオール新曲27曲入り二枚組アルバム!
聞く前からとんでもない作品だなぁって思ってたんだけど、聞いてもまたとんでもない作品です。
楽曲の幅広さもさすがだけど、1曲1曲のクオリティーも高い。
自分も1プレイヤーとして、こんな作品出されたら燃えない方がおかしい。
元気もでるし、やる気もでるし、燃えてくるそんなアルバムです!
■ヒナ
2000年広島生まれ。ロックンロールが好きな大学生。
1, THE TOMBOYS / Wherever We Want / Favarit Music
女の子4人によるハッピーロックンロールバンド!グレン・マトロック プロデュースのミニアルバム。10月にあった初広島ライブ、お揃いの衣装でのライブパフォーマンスが最高にかっこよかったです。
2, THE LET’S GO’s / It’s too Late / 自主
私が小学生のときにロックンロールガールに狂わせてくれた大好きなバンド!突っ走るギターボーカルCOCOちゃんはキュートでパンク!これを家で聴いていると、COCOちゃんをまねっこしてポニーテールに赤いバンダナを巻きつけ、ギターをじゃかじゃかやってしまいます。ジャケットもカワイイ。
3, SOLEIL / SOLEIL is Alright / ビクターエンタテインメント
ボーカルのそれいゆちゃんは、モデットワンピースを纏って歌う14歳の女の子。オマージュがふんだんに盛り込まれている楽曲が素敵。キュートな歌声にメロメロです♡
4, ️ザ・クロマニヨンズ / レインボーサンダー / アリオラジャパン
12曲37分!どストレートにロッケンロー!潔いです。大学の空きコマによく聴いています。
5, ️大森靖子 / クソカワPARTY / avex trax
女の子でよかったー!と思ったアルバム。
心を抉られるような、過激でポップでかわいい楽曲が魅力的。無敵になれます。
ひとこと「はじめてのベストディスク選び、とっても楽しかったです。
2019年もロックンロールとカワイイを探し求めたいと思います。」
■MAO
![](https://blog.stereo-records.com/wp/wp-content/uploads/2018/12/10collage_photocat-1.jpg)
大阪を拠点に活動するTha jointzの中の1人Kohのソロアルバム。Dopeで深い音とこれがhiphopだと首を振りざるをえない、いなたさと気持ちがはいったノリと言葉のはめ方+踊り狂える程気持ちのいい曲ばかりだと感じました。初めて聴いた瞬間から口角とバイブスが上がってなんちゅー顔しとったか覚えてない程の良きアルバムです。同じCREW、Jassも注目のラッパーです!!2月2日@A-GIT初上陸に期待が高まって鼓動が収まりません。
・MIKI / 137 / KANDYTOWN LIFE
「Livin’ma life ft.Raz Fresco & Chelsea REJECT」は東京都世田谷区出身が集まったラッパー、トラックメーカー、DJのcrew・KANDYTOWNの中からトラックメーカーのMIKIが今年出したアルバムの中で1番効いた1曲。ピアノをベースとしたジャジーで哀愁漂うビートにブルックリン出身のPro Eraとも歌っているChelsea Rejectが超超かっこいいラップを乗っけていてこれには女性だからなのかもしれないけどずきゅんときました。否、hiphop好きは上がる曲間違いなしです。とりあえず最高なのです。
・kojoe / here / P-VINE, Inc.
「BoSS RuN DeM Feat. AKANE & Awich」。コメントは、、、3種の味が楽しめます!
・EVISBEATS / ムスヒ / AMIDA STUDIO
「Intro」。皆さんご存知のEVISBEATSの6年ぶりになるアルバムムスヒの中から1曲。
・CRAM / The Lord / Dogear
■GODBIRD a.k.a. Can Dream (STEREO RECORDS)
![](https://blog.stereo-records.com/wp/wp-content/uploads/2018/12/12collage_photocat.jpg)
そんな中でも印象的な5枚です(順不動)
■山岡弘明 (STEREO RECORDS)
・cero / POLY LIFE MULTI SOUL / カクバリズム
野心の塊のような作品。あくまでも日本のポップスのフィールドで、まだ新しく聴こえることをやろうという気概の凄み。メンバー達は穏やかで優しげな人達ですが中身は滅茶苦茶マッチョだと思います。ライブもそうでした。そしてこんなアルバムを大手を振って送り出したレーベルの意地と度胸も買いたいです。
・Lonnie Holley / MITH / Jagjaguwar
御年68歳のアフリカン・アメリカンのアーティスト、Lonnie Holleyの新作。フォークかブルースかゴスペルか?という定義づけが野暮に思えるほど不思議な聴き心地。エクスペリメンタルに鳴るドラムやトロンボーンも音響的に配置されてて面白いです。”myth”と”miss”を掛け合わせたと思われるタイトルも秀逸。
・Kevin Krauter / Toss Up / Bayonet
80sジャパニーズポップスにハマったというHOOPS (米ブルーミントンのバンド)のフロントマンが、マネっこではなく、あくまでもそのエッセンスを汲み取って作ったソロ作。シティポップのグルーヴを現代の方法で構築したようなフェイク感もいい塩梅です。ビンテージシンセを使ったこだわり抜いたサウンドも桃源郷のよう。
・Khruangbin / Con Todo El Mundo / Dead Oceans
詳しくは今年の頭に頑張って書いたレビューの方を読んで頂きたいのですが、ざっくり言うと、未来から掘り起こされた越境するレアグルーヴみたいな音楽。これを聴いてるとアジアのどこか、蒸し返す夜明けの路傍の映像が浮かぶんです。
・Yo La Tengo / There’s A Riot Going On / Matador
スライの『暴動』と同じタイトルにした理由をメンバーは結局明らかにせず、「それぞれが考えて欲しい」みたいな事を言っててグッときました。アルバムの後半からかなりアンビエンスな感じになりますが、それでも怒りや焦燥が感じられるから不思議です。メンバーの3人がDJセットで出たイベント、弾丸で行った甲斐がありました。
ひとこと 「自分の周りも含め、Apple MusicやSpotifyのサブスクリプションが一気に広まった年だと思います。正に今年がサブスク元年じゃないでしょうか。ただ、音楽にまつわるあれこれが余りにも×3早すぎるような気もしますので、来年は今まで以上に丁寧に、自分の好きな音楽を紹介していきたいです。」