STEREO RECORDS企画 2018年ベスト・ディスク


お待たせいたしました!!今年もやります、1年を振り返るベスト・ディスク企画!今年は選出者を一新し、新たな広島のミュージック・ラヴァー達にご紹介頂いております~。
今年も作品のフォーマット(CDやレコードであるとか配信であるとか)は特に限定してません!盤選者の方は50音順で紹介させて頂いてます。
(作品の表記は、アーティスト/タイトル/レーベルの順です。)


■ASAO

・tHE CLUB ROCKS
毎月第2土曜日 at bar edge
・しくじるなよ、ルーディ
偶数月第4金曜日 at slim chance studio

 

・JAMIE ISAAC / (04:30) IDLER / MARATHON ARTISTS
ロンドンの若きSSWの2ndアルバム。冒頭の「WINGS」はボッサのリズムに若干のネオアコ感がたまらなく好きで、何度も繰り返し聴きました。

・79.5 / I STAY.YOU STAY / BIG CROWN
ブルックリンのソウルバンドによる7”。とろけるほどに甘くメロウ。美メロ好きにはたまらないと思います。

・EKD / X ISLAND BLUES / FZMX
日本におけるメスティーソの大本命。ルンバや民謡といったトラディショナルな色が前面に出ていますが根底にあるのはパンクマインド。

・THE INTERRUPTERS / FIGHT THE GOOD FIGHT / HELLCAT RECORDS
パンクに対して食傷気味だった僕に喝を入れてくれた1枚。女性ボーカルなのに漂うチンピラ感がルーディ。

・DISCLOSURE / MOONLIGHT / PMR
言うまでもなくFOOLS RUSH INのカバーに尽きます。最高。

ひとこと 「来年もロックス、しくじる共々よろしくお願いします!あとそろそろMIX CDを作りたいと思っています。」


 

 ■恵谷和史
福岡の障がい者福祉事業所、工房まるスタッフ。衣食住音…たまに恋な毎日。今までにFMパーソナリティ、TICRO MARKET 福岡、STEREO RECORDS 広島 のレコ屋バイヤーにイベント&デザインなtrouville。ライブ企画やDJと音楽活動も。福祉し、音楽し、美味しいの食べ、素敵な洋服やインテリアに囲まれ何より大好きな人たちに囲まれた毎日。人との出会いが旅だから。

 

・SNAIL MAIL / LUSH / Matador
・HATER / SIESTA / Fire
・NOW, NOW / SAVED / LAB
・CLAIRO / DIARY 001 / Fader Label
・Frokedal / HOW WE MADE IT / Propeller Recordings
今年も洋楽、邦楽といろいろ買ったかけど、今年を振り返るってなかなか難しいけど、見に行けなかった…SNAIL MAIL、今年めっちゃ聴いたな。そしてなんだかんだオールジャンルで今年もめっちゃ新譜買ったけど、そんなこんなで今年はSNAIL MAILのこともあるし、海外の女声シンガーでちょいとローファイ(死語?)チックで大好きで買った5枚をあげてみようかな。
せっかくなんでアナログのあるものですよもちろん!
SNAIL MAILが一番!あとは順番はつけれないけど、個人的に好きだったなーというの。YouTubeとかでチェックしてみてください〜.。STELLA DONNELLYやMAGGIE ROGERS、DUA LIPAとかいろいろ好きなのあるけど、レコード棚あさりこれ好きだったなーという5枚す!要チェキ!

■OKITO

広島駅西は大須賀町、路地裏の呑める新譜レコード屋「盤処呑処FRESH」店主。毎月第四金曜日、音楽食堂ONDOのレギュラーパーティー「IZMICAL」にてレコードをスピン、酒を交わす夜のパパ。

 

 

・KM / 夜のパパ ft. 田我流 / JET SET

全てのパパDJ、パパビートメイカー、パパラッパーに聴いてもらいたい曲ナンバーワン。勿論そうでない方にも。

・colorful house band / Ecchu Owara Bushi / ELECTRIC ROOTS

富山に伝わる民謡を再構築。もったりしたベースにブルース感のあるラップが乗った瞬間、いっきに引きこまれます。

・Cardi B / I like it / Atlantic

ラテンネタヒップホップ、今年一番のアゲチューン。ベースたっぷりのキックが入ってくる瞬間、下半身がうずくこと間違いない無し。

・Ella Mai / Boo’d up / 10 summers records

今年のR&B大賞受賞はダントツでこの曲。クセになるフックにシンプルながら懐かしさと哀愁感あるトラック。何度も何度もユーチューブで聴いてました(ます。)

・福居良 / A Letter From Slowboat / Sapporo Jazz Create

何年たっても変わらず聴ける、そんなピアノトリオ名盤。ピリっとした空気感の中、心温まる快演が詰まった札幌から届いた手紙。愛に溢れるライナーノートも最高です。

ひとこと 「今年も沢山の音楽がレコードになり、針を落とす度にワクワクさせてくれました。それもこれもレコード会社、レコード店、レコードラバー等、レコードに関わる皆様のおかげです。」

 


■ZAKI

STEREO RECORDSの元スタッフ。92年生まれ、広島出身広島育ち。元々はドラマーとして活動していたが現在はDJ活動を行っている。インディーやハウスを軸としながらも多種多様な音楽要素を取り入れ各ジャンルのアーティストとの交流を持つ。広島のライブハウスから深夜クラブまで幅広く活動中。来年は主催のイベントを企画予定!

 

・KID FRESINO / ai qing / AWDR/LR2
インタビューで彼が言っている「ネガティブだけどバッドじゃない」という言葉に共感しかなくて、彼の死生観や楽曲に込めた思いに強く惹かれた。

・Sorry / 2 Down 2 Dance / Domino
Snail Mail、Hatchie、Lucy Dacus、Soccer Mommyなど女性SSWの素晴らしいアルバムが数えきれない程リリースされた今年。そんな中、女性リードシンガー率いるソーリーの7インチは特に素晴らしかった。スタイル、ジャケット、音楽全てがパーフェクト。アルバム・リリースが待ち遠しい。

・Confidence Man / Confident Music for Confident People / Heavenly
チョイ悪エッセンスが混じったりゅうちぇる風のお兄さんと一見無気力そうなセクシーなお姉さんによる謎のダンスがダサいけど格好良くて最高。Lindstrom & Prins Thomas、Andrew Weatherall、Greg Wilsonっていう豪華すぎるリミキサーによるエディットも存在しててそっちも最高。

・Joe Armon-Jones / Starting Today / Brownswood
Ezra Collectiveのキーボーディストでもあるジョー・アーモン・ジョーンズの作品。ジャズをベースにアフロ、レゲエ、ダブ、ダンスミュージックの色んな要素を詰め込んだ一筋縄ではいかない内容。サウス・ロンドンのシーンはストリートの要素が強くとても惹かれる。SE Dub Collectiveという名前の同じくサウス・ロンドンのダヴ・バンドも一緒に聞いてみて欲しい。

・Gateballers / 「The all」=「Poem」 / Tsukumogami
「Gateballersってどんなバンド?」って聞かれて、うまく答えられない。聞いたことあるような音だけど、あんまり聞いたことない音。ライブを見たいです。

ひとこと「毎日のその時々の気分で自分のベスト・ディスクって変わるから年間ベストディスクって選ぶのが難しいです。正直選べない…そんな中でも沢山聴いた聴いてほしい5枚を僭越ながら選んでみたので是非手にとって聴いてみて下されば嬉しいです。」


■SHIMOMURA

毎月第3日曜日@bar edge ”Table Call”主宰。
不定期に自身主催のイベントもしており、国内外問わず幾多のアーティストを広島に招き入れ客層や年齢層の幅を広く持ち続ける事を目標として日夜奮闘中…。

1. Moodymann / Pitch Blackcity Reunion / KDJ
2.Godfather Don / Status / Fresh Pressing
3.冨田ラボ feat naz / OCEAN / Victor
4.Sth.Notional / yawn yawn yawn / Archeo
5.79.5 / Predictions / Big Crown

今年はあまり現場でのプレイは正直してませんので自宅でゆっくり聴けるような物をセレクトしてみました。
まだまだ色々紹介したいものがあるのですが記憶的に今年の物かが定かではないのもあったのでわりと下半期に購入した物を中心にセレクトしてみました。
The InternetやTom Mischなどはあえて載せませんでした 笑
せっかくのレコード屋さんのセレクトなんだから定番はあえて外してます。


■Sprinqler(Musical Treasures/Dance All Night主宰)

2006年レゲエサウンドクルー”Musical Treasures”結成。以降現在までReggae MusicをベースにレコードでのPlayを中心として県内外の様々なイベントで活躍中。奇数月第三土曜日には流川のA-GITにてレギュラーダンス「DANCE ALL NIGHT」を主宰。2008年のスタートから変わらず毎回国内外より様々なラガなアーティスト、サウンドを招いて
時代の流れに逆行して開催中。
1.Beres Hammond / I’m Alive / VP Records / Harmony House Records
一時は健康不安説も取り沙汰されたReggae界の生ける伝説的シンガー”Beres Hammond”が健康不安説を一蹴し自身の存在を再び世界中に知らしめたまさに挨拶代りの一曲。個人的にも大好きなシンガーの変わらぬ歌声はやはり最高です。個人的にはちょうど新婚旅行で夫婦で訪れたジャマイカの彼のスタジオで偶然収録に立ち会えたのは良い思い出です。
2.Kofee / Ragamuffin Frankie Music 
2017年秋頃よりReggae界に彗星のごとく現れた現在18歳の現役女子高生シンガー”コフィー”。これは現場でも本当に良く聴きましたし、なによりDub Plateで一気に世界中に拡散しましたね。
今回この企画のお話をいただいたときに一番初めに思い浮かんだのが彼女のこの曲です。RiddimはStudio 1の往年の名Riddim”Real Rock”のリメイクというところも玄人心を鷲掴みです。
3.Sting&Shaggy / Don’t Make Me Wait / Inter Scope
5月にLPでも発売されたアルバム「44/876」に収録のリード曲ですが、まず驚いたのはさすが世界的ビッグアーティスト。参加アーティストも超一流揃い!!個人的にこういった著名なアーティスト同士のクオリティーの高いコラボはどんどんやっていただきたいです。なんといってもお勧めしたいのが全編ジャマイカのキングストンで撮影された同曲のPV。ぜひ楽曲と合わせてご視聴ください。
4.Lila Ike / Second Chance / In Digg NationCollective EU
今この瞬間に最も世界中で注目されている女性レゲエシンガーといったら彼女かもしれません。前述のKofee同様に彗星のごとく現れたこのシンガーですが、なんといってもこの曲がまた渋いっ!!
Dennis BrownのPromised Landのリメイクリディムに乗せてくるあたりツウの気持ちをわかってらっしゃる。この曲も世界中で現在Dub Plateの依頼が多発しているようで先日行われたサウンドクラッシュでもさっそく仕込みとして鬼ボスしたようです。なんたってこれがまたキュート!!w
5.Lonesome Echo Production / 口づけ / Grand Gallery
楽曲自体は2008年にリリースされたものですが、このたびの7inchにて再リリースということであえて入れてみました。この手の作品はReggae畑の人間にはもちろんですが、それ以外のDJさんにも長く重宝されるまさに名曲ではないでしょうか。これまた歌うのが郷土の星w 島谷ひとみさんというところも広島人心をくすぐられます。季節通して様々なシーンに寄り添ってくれ、かつ心にスッとわかりやく
入ってきてくれるジャパニーズラバーズロック。奥深いです。

ひとこと 「いつもお世話になっております!個人的なことを言えば2018年は結婚、新婚旅行でジャマイカ、一軒家の購入と絵に描いたような人生の過渡期を迎えておりまして、

おかげさまで今年もたくさんのレコードとの出会いをSTEREO RECORDSさんを通して実現させていただき感謝の一言に尽きます。2019年も変わらず良い音楽と出会えますように!

■chann yuu
広島県在住。即興ノイズバンドでの活動を経て、現在はDJに夢中。
有機的なダンスミュージックを中心に様々なジャンルのパーティーからオルタナティブなライブイベントの転換DJまで、雑食性の高い選曲を武器に幅広く活動。
2017年6月にはCHOCKEE RECORDSよりDJ CHOCKEEとのスプリットMIX TAPE 「SWEET SMOKE」をリリース。
同年12月にONDO MUSICより1st MIX CD「Mild fancy」をリリース。
1, DUBKASM feat. CHRISTINE MILLER / There’s A Love / QUEEN NANNY
ブンブンギロギロなベースにじゅんわり染み込む愛の歌。いつどこで聴いてもうっとり。
マイレコバッグの中に高確率で入っていました。2018年の必殺盤。

2, PRATT & MOODY / Words Words Words (feat. Cold Diamond & Mink) / TIMMION

フィンランドの現行ソウルデュオ。大好きー!と大きな声で言いたい。
おサイケ、モダン、B系・・・側面豊かで万華鏡ような1曲です。

3, NIGHTMARES ON WAX / Deep Shadows Remixes / WARP

NIGHTMARES ON WAXの「Deep Shadows」をMoodymannが!Illa Jが!DJ E.A.S.Eが!リミックスした1枚。
個人的に夢のコラボレーションです。妖しくてつやつやした音楽の最先端だと思います。
4, フードゥー・フシミ / ケンカおやじ / 負けず節 / JET SET
87年産 タクロク・エレクトロ・ファンクが7インチカットされました。祝!
ベース、スクラッチ、三味線、コーラス(ロボ声)、ラップ、どこをとってもシビれます。B面の「負けず節」は聴くと元気が出ます♪

5, DA-DEE-MIX / DIAMOND feat. BUDDHA BRAND & VIKN / Mr. Daddy-O

もくもくムードが色っぽく漂う名曲。
激タイトなDA-DEE-MIXの演奏に超チリンなBUDDHA BRAND & VIKNのラップがバッコシはまってて最高です。

ひとこと 「2018年も色んなジャンルのパーティーやライブイベントや企画にDJで参加させて頂きました。

毎週のように摩訶不思議音楽体験できて楽しかったです。今年もお世話になりました。
11月から充電期間と称してDJのペースを落としてのんびり過ごしています。
ダンスフロアで聴きたい曲と家で聴きたい曲、それぞれとじっくり向き合う時間が増えました。
音楽大好き!な気持ちが日々アップデートされてウキウキしっぱなしなので、来年はMIX CDを作りたいなーと企んでいます。皆さまどうか良いお年を~♪

              ■にっしんBoy(NEVER AGAIN.広島CONQUEST)
「まずは広島にパンク1000人」を目標に全国各地で勢力的に活動するHARD CORE PUNK BAND、NEVER AGAINでVo.Bassを担当。
今年9月にオープンしたMUGEN5610内のライブハウス、広島CONQUESTで主にブッキングを担当している。
・アコースティック不法集会 / V.A / BLOOD SUCKER
世界中のハードコアパンクス達を虜にさせる名盤を世にだして来た、広島の老舗ハードコアレーベル、ブラッドサッカーレコードから、なんと!! アコースティックのオムニバスが 発売された!
パンクを聞き始めた中学生の頃、レコード屋さんでオムニバスを買い漁った。それは、知らないバンドを沢山聞けるから。その中で自分の好きなバンドを見つけて、そのバンドのアルバムを買っていた。そんな経験がある人は少なくないはず。
良質なオムニバスにパンクを教えてもらったと言っても過言ではない!
アコースティック不法集会はまさにそんなオムニバスです。何も知らない人にこそ聞いてほしいアルバムです!
・ザ・クロマニヨンズ / レインボーサンダー / アリオラジャパン
今さらベストディスクに選ぶ必要もないバンドかもしれないけど、あえて選ばせてもらいます。
細かい説明は不要でしょう!
うん、これはね。聞くと元気がでる(笑)
まさに音楽の力を体感できるアルバムですなー!
・ギターパンダ / パンダ流サンセット / redrec / sputniklab inc.
アコースティック不法集会にも参加している、シンガー・ソングライター / ギタリストの山川のりをさんによる“ギターを弾く移動式ロックンロールパンダ”というソロ・プロジェクト。
もうこの説明だけでもすでに楽しいでしょ?
そんなギターパンダの『パンダ流サンセット』。
いいなー。やっぱりいいなー。好きだなー。と聞きながら呟いてしまうそんなアルバムです!
・ヘッジホッグ / 銀色 / 自主
広島発ド直球ガールズロックバンド、ヘッジホッグの1stシングル銀色。
これはね、初めて聞いた時からぐっと心を掴まれちゃったな。
本当、是非みんなに聞いてもらいたいバンドです。
とても才能を感じるし、これからの彼女達の活躍に注目したいです。
まだ聞いてないけど、1st epもリリースしたとの事なので、それも早く聞いてみたいな!
・FIVE NO RISK / Kite / FRONT OF UNION
大阪のFIVE NO RISKのオール新曲27曲入り二枚組アルバム!
聞く前からとんでもない作品だなぁって思ってたんだけど、聞いてもまたとんでもない作品です。
楽曲の幅広さもさすがだけど、1曲1曲のクオリティーも高い。
自分も1プレイヤーとして、こんな作品出されたら燃えない方がおかしい。
元気もでるし、やる気もでるし、燃えてくるそんなアルバムです!

■ヒナ

2000年広島生まれ。ロックンロールが好きな大学生。

 

 

 

1, THE TOMBOYS / Wherever We Want / Favarit Music

女の子4人によるハッピーロックンロールバンド!グレン・マトロック プロデュースのミニアルバム。10月にあった初広島ライブ、お揃いの衣装でのライブパフォーマンスが最高にかっこよかったです。

2, THE LET’S GO’s / It’s too Late / 自主

私が小学生のときにロックンロールガールに狂わせてくれた大好きなバンド!突っ走るギターボーカルCOCOちゃんはキュートでパンク!これを家で聴いていると、COCOちゃんをまねっこしてポニーテールに赤いバンダナを巻きつけ、ギターをじゃかじゃかやってしまいます。ジャケットもカワイイ。

3, SOLEIL / SOLEIL is Alright / ビクターエンタテインメント

ボーカルのそれいゆちゃんは、モデットワンピースを纏って歌う14歳の女の子。オマージュがふんだんに盛り込まれている楽曲が素敵。キュートな歌声にメロメロです♡

4, ️ザ・クロマニヨンズ / レインボーサンダー / アリオラジャパン

12曲37分!どストレートにロッケンロー!潔いです。大学の空きコマによく聴いています。

5,  ️大森靖子 / クソカワPARTY / avex trax

女の子でよかったー!と思ったアルバム。
心を抉られるような、過激でポップでかわいい楽曲が魅力的。無敵になれます。

ひとこと「はじめてのベストディスク選び、とっても楽しかったです。
2019年もロックンロールとカワイイを探し求めたいと思います。」


■MAO

独自のセンスで選んだトラック、真っ直ぐで変化球なリリック、キレのあるラップで地元広島を拠点に活動しているラッパー。週末にはお世話になっているA-GITでお酒を作りながらバーカン内で首振ってる馬鹿。
・koh / Soul Train / JOINTZ 
大阪を拠点に活動するTha jointzの中の1人Kohのソロアルバム。Dopeで深い音とこれがhiphopだと首を振りざるをえない、いなたさと気持ちがはいったノリと言葉のはめ方+踊り狂える程気持ちのいい曲ばかりだと感じました。初めて聴いた瞬間から口角とバイブスが上がってなんちゅー顔しとったか覚えてない程の良きアルバムです。同じCREW、Jassも注目のラッパーです!!2月2日@A-GIT初上陸に期待が高まって鼓動が収まりません。

・MIKI / 137 / KANDYTOWN LIFE
 「Livin’ma life ft.Raz Fresco & Chelsea REJECT」は東京都世田谷区出身が集まったラッパー、トラックメーカー、DJのcrew・KANDYTOWNの中からトラックメーカーのMIKIが今年出したアルバムの中で1番効いた1曲。ピアノをベースとしたジャジーで哀愁漂うビートにブルックリン出身のPro Eraとも歌っているChelsea Rejectが超超かっこいいラップを乗っけていてこれには女性だからなのかもしれないけどずきゅんときました。否、hiphop好きは上がる曲間違いなしです。とりあえず最高なのです。

・kojoe / here / P-VINE, Inc. 
「BoSS RuN DeM Feat. AKANE & Awich」。コメントは、、、3種の味が楽しめます!

・EVISBEATS / ムスヒ / AMIDA STUDIO
Intro」。皆さんご存知のEVISBEATSの6年ぶりになるアルバムムスヒの中から1曲。
どが何個つけばいーのかわからないほどあたし好みのIntroなんです!右と左からぐわんぐわん流れる音にドラムが心地よく乗っかっていて女性のクリアな唄声がよりrelaxさしてくれる1曲だなと思います。

・CRAM / The Lord / Dogear
「I JUST SHOW YOU feat.FLY ANAKIN」。福岡出身のビートメイカーが今年出したThe Lord。の中に入ってるドイツのラッパー、そしてトラックメイカーでもあるFRY ANAKINとコラボしているI JUST SHOW YOU 、初めて聴いた瞬間ラップの上手さに衝撃を受けました。CRAMが作るChillなbeatに勢いのあるラップが乗っかった気持ちのいい1曲です。アルバムの中には仙人掌、BES.ISSUGIも参加してる豪華なアルバムになっていると感じました。

■GODBIRD a.k.a. Can Dream (STEREO RECORDS)

・KIT DOWNES / OBSIDAN / Deutsche Grammophon
・GOOD THE BAD & THE QUEEN / MERRIE LAND / Studio 13
・PUMA BLUE / MOON UNDER WATER / Not On Label
・cero / POLY LIFE MULTI SOUL / カクバリズム
・SOPHIE / OIL OF EVERY PEARL’S UN-INSIDES RED / FutureClassics
今年は本当に良く新譜を聴いた、、、かつてないほど、、、

そんな中でも印象的な5枚です(順不動)


■山岡弘明 (STEREO RECORDS)

 

 

 

 

・cero / POLY LIFE MULTI SOUL / カクバリズム

野心の塊のような作品。あくまでも日本のポップスのフィールドで、まだ新しく聴こえることをやろうという気概の凄み。メンバー達は穏やかで優しげな人達ですが中身は滅茶苦茶マッチョだと思います。ライブもそうでした。そしてこんなアルバムを大手を振って送り出したレーベルの意地と度胸も買いたいです。

・Lonnie Holley / MITH / Jagjaguwar

御年68歳のアフリカン・アメリカンのアーティスト、Lonnie Holleyの新作。フォークかブルースかゴスペルか?という定義づけが野暮に思えるほど不思議な聴き心地。エクスペリメンタルに鳴るドラムやトロンボーンも音響的に配置されてて面白いです。”myth”と”miss”を掛け合わせたと思われるタイトルも秀逸。

・Kevin Krauter / Toss Up / Bayonet 

80sジャパニーズポップスにハマったというHOOPS (米ブルーミントンのバンド)のフロントマンが、マネっこではなく、あくまでもそのエッセンスを汲み取って作ったソロ作。シティポップのグルーヴを現代の方法で構築したようなフェイク感もいい塩梅です。ビンテージシンセを使ったこだわり抜いたサウンドも桃源郷のよう。

・Khruangbin / Con Todo El Mundo / Dead Oceans

詳しくは今年の頭に頑張って書いたレビューの方を読んで頂きたいのですが、ざっくり言うと、未来から掘り起こされた越境するレアグルーヴみたいな音楽。これを聴いてるとアジアのどこか、蒸し返す夜明けの路傍の映像が浮かぶんです。

・Yo La Tengo / There’s A Riot Going On / Matador

スライの『暴動』と同じタイトルにした理由をメンバーは結局明らかにせず、「それぞれが考えて欲しい」みたいな事を言っててグッときました。アルバムの後半からかなりアンビエンスな感じになりますが、それでも怒りや焦燥が感じられるから不思議です。メンバーの3人がDJセットで出たイベント、弾丸で行った甲斐がありました。

ひとこと 「自分の周りも含め、Apple MusicやSpotifyのサブスクリプションが一気に広まった年だと思います。正に今年がサブスク元年じゃないでしょうか。ただ、音楽にまつわるあれこれが余りにも×3早すぎるような気もしますので、来年は今まで以上に丁寧に、自分の好きな音楽を紹介していきたいです。」