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野生のサンタ


先週末。今年はじめて栽培した米のワラで、正月用のしめ飾りをつくり、自分で神社で祈願して販売。のかたわら、クリスマスリース教室の運営にいそしみました。

 

ソウルミュージックを感じたくて。

数年前、井の頭線沿線に住んでいた頃。散歩で中央線方面に向かうのが日課でした。神田川を渡り、程よい距離感の散歩コースの道すがら。ふと目に止まった、ある看板。

「こっちかな?」

入りくんだ住宅街の中に、その「教会」がありました。

 

「は、初めて来てみたんですけど…。」

「そうですか。どうぞどうぞ、中にお入りください。」

 

Sell outという概念と、ハードコアという生き方。十代のころから、パンク文献(主にDOLL)で学んだ哲学の挟間で揺さぶられ続けてきたサバ―バンキッズが、初めての体験でどきどきしていたのは事実です。

 

中年のメガネの男性に招き入れられると、そこには安らかな光景が広がっていました。

 

老若男女さまざまな人たちが、テレビでみたことのある、あの厳かな雰囲気の中で「聖書」の一節を読んでいる。巨大なパイプオルガンの調べ。生で演奏されている。

じーん。

静かな空気。讃美歌の清々しさ。結構好きかもしれない。

「アーメン。」

これがあのアーメンか・・・。

聖書のくだりが終わると、第2部は「ゴスペル」だ。これこれ。

「♪♪♪」

ステンドグラス、肖像、ギター・ベース・ドラム・歌い手。第1部の厳かさから一転、聴いたことない曲だけど楽しいアップテンポなゴスペルナンバーの応酬。聖堂の中は紛れもなく「音楽」に包まれていたのでした。

 

それからというもの、気軽に通うようになったクリスチャンロード。意外とすんなり行けるようになったのは、たぶんジェームス・ブラウンの牧師姿がインプットされていたから。はたまた、ドリフの少年少女合唱団も影響大。面白くかっこいいものは記憶の底に眠っているものだ。

 

日曜日が礼拝の日。ゴスペルがある日は特に楽しみ。

「ロックを知るには、ブルースを、ソウルを。身をもって体験するべきだ。」

そんな気迫を身にまとった僕は、いつしか照れずに「アーメン」を言えるようになっていた。

 

当時、バンドでは毎年12月のクリスマスイブに、恒例のライブがあるときが多かった。

そして、もはや「正式な」クリスマスのお祝いにも参加できる、本物のソウルミュージシャンになっていた。

「アーメン♪」

 

数日目のある日。世話人のメガネの男性に声をかけられました。

「中村さん。通い始めて、しばらく経ったよね。そろそろ洗礼、受けてはどうかな?」

・・・

僕の熱心さを買ってくれて、本当のクリスチャンの道に誘ってくれたのでした。なんということ。確かに、いつもみんな優しく接してくれていたのを感じていた。こんな見ず知らずの奴でも認めてくれるなんて。じーん。

 

…待てよ。

洗礼を受けたら、僕はなんという名前になってしまうのだろう。もう既に2つもある。

フランシスコ?パウロ?次は何になるんだろう?

仏壇もないストイックな暮らしをしている僕のサバーバン実家。鼻にピアスを空けたときに激怒した両親は歓喜の歌を歌うだろうか。家に帰ったら妻はどんな受け身を取るだろうか。

 

「かあちゃん・・・」

それから程なくして、散歩コースをかえてしまった。で、やっぱり名前は変わるのでした。

(名前については第1話参照)。

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今後の予定

【イベント】

2016年12月27日(火)「ミニ門松作りワークショップ」http://muramarche.com

2017年2月26日(日)「周防大島らくご・立川志らく独演会」(12/25から店頭・HPで予約受付http://www.yorimichibazar.com/

【農業】梅の剪定

【仏教】香川県善通寺でお勤め(初詣)