SANABAGUN. COLUMN #3 髙橋紘一


こんにちわ。
SANABAGUN.のTp&Flhの髙橋紘一です。
突然ですが皆さんにはキメ顔はおありでしょうか?
女子が自撮りにおいて上から撮るモテ角度的なあれです。
レコードにはジャケ買いという文化があります。僕もお金と気持ちに余裕のある時にやります。(案外気持ちの方が大切かも)
今日はそんなジャケとモテ角度、”トランペッター編”と題して話をしようと思います。
なんのこっちゃと思ってる読者の皆さん多いと思いますので、まずは早速こちらを見ていただこうと思います。

 

恐らくジャズに少しでも興味があれば見た事のある写真だと思います。
今もジャズ界の、世界の音楽シーンの王様であり稀代のモテ男マイルスデイビスです。
これこそトランペッターのモテ角度を象徴する一枚です。
そう、側面からのこの角度が僕の思うトランペッターの至極の角度なのです。

実はこの構図のジャケは良く見られます。
まずはこの一枚。

ウェストコーストジャズを代表する名盤です。
若き日のチェットの魅力が詰まったハードバップ全開な一枚。
今回のコンセプト的には少しイレギュラーですが好きなので特例で。
ちなみに筆者は船の上でこの態勢では多分吹けません。笑

 

こちらも素晴らしい一枚です。
ジャズと言えばライブ盤と自負してますが、ウディショウこそスタジオワークよりライブの人なのではないでしょうか。
このメンバーでスタンダードナンバーが聴けるなんて贅沢です。

 

実はこちらAuroraのジャケを変えての再発盤。
トムハレルも素晴らしいトランペッターの1人です。このアルバムのインビテーションなんてぶったまげる程かっこいいので必聴です。

このジャケも構図、こんな所にライトなんてあるのか!な素晴らしい一枚ですね。

アートファーマーは初期はトランペットからフリューゲルホルンに移行して。最後はフランペットなる楽器まで開発しました。
僕もこの人のフリューゲルホルンに魅せられた1人であります。
アートファーマーとジャッキーマクリーンの双頭クインテット。(五人組のバンドの事)
ライブイン東京です。1977年に生きていたかったなー。
アートファーマーはWhat’sNew?を何度か吹き込んでますがこのライブ盤も素晴らしいです。

 


フリー、スピリチュアルジャズのイメージの強いドンチェリーですがこのアルバムはいたってオーソドックスな一枚。
ジャケからも分かるようにドンチェリーは通常のトランペットではなくポケットトランペットと言われる小ぶりなトランペットを操る名手です。ハット似合うな。


最後はこちらです。
筆者がトランペッター側面フェチになったきっかけでもある一枚。文句無しですね。
捲り上げたシャツ。手には煙草。
感じぜずにはいられない男のダンディズム。
これをつまみにお酒飲めます。白米も三杯。
ブルーミッチェル自体超有名どこのトランペッターではありませんが、モダンジャズ名盤だと思います。サイドメンも豪華なワンホーンカルテット。I’ll Close My Eyesのブルーミッチェルのブルージーなソロ堪りません。

以上今回はトランペッター側面ジャケに焦点を当てて紹介しました。(もちろんまだまだ紹介しきれない)
皆さんも自分だけのジャケのくくりを見つけて音だけではないレコードの世界(中ジャケや解説も)を楽しんで下さい。これに関してはデータで買ったりユーチューブで聴いてる人には得られませんからね。